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仮面幻双曲 (大山 誠一郎 著) (小学館) (2006) 75点

2016-02-19 20:59:01 | 読書遍歴

ちょっと古めかしい時代を意識したミステリー(というか今や懐かし探偵小説といった雰囲気)ですが、登場人物も少なく、真犯人だけはそのうち分かってくる展開になっている。

でも、整形外科で顔を変えるトリックが斬新で、おそらく海外でもないのではないかと思われるほどである。

でも、肝心の殺人のトリックがちょっときつすぎて、現実的ではないなあと思ったり、戦後まもなくといった時代設定にしても、警察が存在する時代で、あのトリックは困難であろうとか思ってしまう。

ネット上犯人当て小説として公開されたのがそもそもらしいから、こういう無理があるのも仕方ないのかもしれません。

しかし確かに大山は才能がありますネ。


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