ちょっと古めかしい時代を意識したミステリー(というか今や懐かし探偵小説といった雰囲気)ですが、登場人物も少なく、真犯人だけはそのうち分かってくる展開になっている。
でも、整形外科で顔を変えるトリックが斬新で、おそらく海外でもないのではないかと思われるほどである。
でも、肝心の殺人のトリックがちょっときつすぎて、現実的ではないなあと思ったり、戦後まもなくといった時代設定にしても、警察が存在する時代で、あのトリックは困難であろうとか思ってしまう。
ネット上犯人当て小説として公開されたのがそもそもらしいから、こういう無理があるのも仕方ないのかもしれません。
しかし確かに大山は才能がありますネ。
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