セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2025年 映画 06本、 演劇 06本

砂時計 (2008/日)(佐藤信介) 70点

2008-05-08 16:46:25 | 映画遍歴
原作とか全く知らないで見ましたが、「セカチュー」と全く同じ形式で、若い二人の純粋な愛にはやはり素の強いものが感じられ感動しました。

ただ、社会人になってからの二人には「セカチュー」ほどのひねりがないので、どうも盛り上がらない。これは原作がどうか分からないけれど、30分ほど長くして大人版もじっくり描けば韓国映画「ラブストーリー」並みの感動作になったのではないか、と少々残念。

やはり夏帆と池松壮亮の二人の若いけれども強い愛がいい。なのに、何故あんなにがっくり夏帆が崩れていくのか、映画からでは分かりづらい。うつ病(でしたよね?)って遺伝なんかしないんだから、やはり母親の自殺がトラウマになるっていうのが映像で説明できていない分、駆け足のようなラスト近くは何かダイジェスト版を見ているようでいかにももったいない。

夏帆は今年立て続けに映画に出演し素晴らしい素質を開花させている。池松壮亮も子供っぽい童顔だが、いい演技だ。でも、途中から大竹しのぶにそっくりで、ひょっとしたら彼女の子供が成長したのかなと思ってしまったほどだ。この二人が主役でこの映画を成り立たせているのは間違いない。

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