
キム・ギドクの2作目。うーん、若いかなあ。
テーマは詰め込んでる。北と南の融和、若さの無軌道、明日のない恋愛。ただ、珍しくこなれてない。映像と映像との繋ぎが滑らかでない。少々ぎこちない。え、どうしたの、という感じ。描きたいこともストレートさに欠ける。くすぶっている。
でも、こんなギドクも好きだなあ。だいたい、パリって合わないよな。そこを無理やり設定しちゃうんだから、やはりギドクらしい。好きだよ。
二つのカップルの対比、悲恋もなかなかシニカルだが、でも何だか、ゴダールの時代に戻った感もある。そういうあこがれのようなものもあったんだろうか、、。
ポーランド密入国の女性の全身白塗り彫像は素敵な映像だ。悲しみとあこがれが入り混ざる切ない青春のひと時を感じてしまう。
手錠で結び付けられた男二人。水中で埋葬されそうになるが、指を切ってまで手錠から逃れようとするが、それでも二人一緒に生きようとする。朝鮮の悲しい運命を感じる秀逸なシーンだ。
でもそのすぐ後、やっと生き延びた二人にすぐ迫り来る死があるとは、、。絵画的なラストシーン。美しい。
でも、ギドクの映画って、やはり情念です。この映画はそれが少々不足していました。でもぼくにはやはり魅力的な作品だ。
テーマは詰め込んでる。北と南の融和、若さの無軌道、明日のない恋愛。ただ、珍しくこなれてない。映像と映像との繋ぎが滑らかでない。少々ぎこちない。え、どうしたの、という感じ。描きたいこともストレートさに欠ける。くすぶっている。
でも、こんなギドクも好きだなあ。だいたい、パリって合わないよな。そこを無理やり設定しちゃうんだから、やはりギドクらしい。好きだよ。
二つのカップルの対比、悲恋もなかなかシニカルだが、でも何だか、ゴダールの時代に戻った感もある。そういうあこがれのようなものもあったんだろうか、、。
ポーランド密入国の女性の全身白塗り彫像は素敵な映像だ。悲しみとあこがれが入り混ざる切ない青春のひと時を感じてしまう。
手錠で結び付けられた男二人。水中で埋葬されそうになるが、指を切ってまで手錠から逃れようとするが、それでも二人一緒に生きようとする。朝鮮の悲しい運命を感じる秀逸なシーンだ。
でもそのすぐ後、やっと生き延びた二人にすぐ迫り来る死があるとは、、。絵画的なラストシーン。美しい。
でも、ギドクの映画って、やはり情念です。この映画はそれが少々不足していました。でもぼくにはやはり魅力的な作品だ。
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