鴻上尚史の作品で、やはり何重もひねりがある。時は90年代か、反政府軍が地下で政府軍と争っている。みんな、時代のアイドルキャンディちゃんを信望して、、。そして終盤にきてあの「スナフキンの手紙」が披露される。
パソコン通信の時代である。現代の若者からすると何のこと?と理解できない代物が劇の中心となるツールである。電話線の差込口からパソコンにつないでいた時代であります。当然、速度は遅い。ツイターとかブ . . . 本文を読む
これはすごい。うさぎ小屋でうさぎが何者かに殺された。世話をしていた小学生たちは犯人を想定し、裁判をかける。そして共犯者もいるのではないか等々、級友たちを追い詰めてゆくことになる。毎日放課後に秘密の裁判が始まってゆくのだ、、。
子供たちは大人には考えもつかないことを仕出かしてゆく。劇も中盤を超えたころ、急に子供たちの母親たちが出現する。もちろん子供と母親は同一俳優である。ここで、何か彼女たちは不思 . . . 本文を読む
暑かった夏もやっと秋めいてきたこの頃です。とは言って今日はもう10月8日、旧暦ならば長月と呼ばれる季節ですね。10月になっても30度超えの大阪。全国一暑いと勝手に思っていますが、それにしても寄る年波、今年の夏はこたえました。
10月というと、いつもはもうそろそろガーデニングで秋物に衣替え、というか冬の苗を植えこむ頃なんです。つい先週も、パンジー、ビオラの早苗が出回っていたのでさっそく購入し、鉢植 . . . 本文を読む
ライブを見ることがあまりなかったのでそれはそれは貴重なフィルムです。解散してからの彼らの映像が僕の脳裏にこびりついているので、やはり懐かしいというか、彼らのエネルギッシュな青春のいぶき、そしてその終焉をじっくりと確かめる。
スーツを着ている彼らも何か嬉しいが、驚くべきは彼らが曲ごとに頭を下げていることである。うーん、西洋人でもお辞儀はちゃんとやるのだ、とか思わぬところに感心する。あの世捨て人のよ . . . 本文を読む
原作があるのかどうか知りませんが、これは完全に韓流の題材ですなあ。これをイタリアでやるとフムフムこうなるのですか。なるほど、、。
オルガ・キュリレンコが全身で頑張ってるんだけど(彼女を見たいから見た映画なんだけど)、天上からのラブレターを追い求め彷徨う女性の話なんで、いわゆる完全に純愛映画なんですな。ピュアなんですよ。
キュリレンコは薄化粧で臨んだり、それはかなり美しいですけど、官能が邪魔しま . . . 本文を読む
今まで演じてきた役柄からは180度違う超汚れ役を演じることにエクスタシーを感じたであろうまさに福山の映画なんだけど、それがプラスに出たかどうかは微妙ですね。
スターとして君臨する福山からするとパパラッチなんて虫唾が走る種類の生き物に違いないはずだ。それをよりによって彼が演じる倒錯的面白さはそれほど感じなかった。彼のゴキブリ的演技がやはりオーバーで(気の毒感も漂うが)、よくやっているとは思うけど、 . . . 本文を読む
ニュートラルという名称から連想される自然体で行きたいといった気持ちが十分伝わる劇団であります。
筋らしきものは多少あるが、それもこの劇団の持っているテーマからはあまり関係なしとも思える。それほどじっくり聞いていなければすぐ忘れるほどの日常会話がキーであり、後でじんじん来る仕掛けとなっている。
老若男女が抱える明日への生きる思い。
子供時代、明日学校が休みだったらいいなあといつも思っていた。遊 . . . 本文を読む