原作があるのかどうか知りませんが、これは完全に韓流の題材ですなあ。これをイタリアでやるとフムフムこうなるのですか。なるほど、、。
オルガ・キュリレンコが全身で頑張ってるんだけど(彼女を見たいから見た映画なんだけど)、天上からのラブレターを追い求め彷徨う女性の話なんで、いわゆる完全に純愛映画なんですな。ピュアなんですよ。
キュリレンコは薄化粧で臨んだり、それはかなり美しいですけど、官能が邪魔しますでしょうか、、。プラトニックにはならないんですな。この作品だったら、もっとうぶな女優でもよかった気がします。なんせ、題材は直球の韓流映画なんですぞ。彼女のファンなのに何か僕も変ですね。
トルナトーレの演出はちょっと昔に較べると体力がなくなってきているのかな。でも相変わらずいい女優を主役にはめると、彼の思い入れが映像にガンガン出てます。それは認めます。でもちょっと、2時間超えでキレが鈍り気味でしょうか。この作品だったら20分は短くできる。
そしてイタリア映画といえばまだまだ健在のエンニオ・モリコーネの音楽。日本の久石譲のような存在だと言ったら失礼でしょうか。全編鳴り渡るバイオリンの調べは流暢でそれはもうさすがモリコーネ全開しとります。
この映画、韓国映画だったら号泣したかもしれない。韓国映画の謎が一つ解明したような気もします。
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