これはすごい。うさぎ小屋でうさぎが何者かに殺された。世話をしていた小学生たちは犯人を想定し、裁判をかける。そして共犯者もいるのではないか等々、級友たちを追い詰めてゆくことになる。毎日放課後に秘密の裁判が始まってゆくのだ、、。
子供たちは大人には考えもつかないことを仕出かしてゆく。劇も中盤を超えたころ、急に子供たちの母親たちが出現する。もちろん子供と母親は同一俳優である。ここで、何か彼女たちは不思議なことを言い始める。子どもがまだ目を覚まさないと、、。
観客は混乱する。これはどういうことか。目の前の劇を見ながらでも脳裏はその不思議を解決しようとしている。ぐっとミステリーになる瞬間である。面白い。超面白い。そして、、。
恐ろしい事実を確認した観客。母親たちは自分たちを断罪するために裁判をしている。そしてその判決は。そして、、。
めくるめく斬新な脚本。その自由さは劇でこそ発揮される。十分研究尽くされた展開。ミステリーぽいところがたまらない。2,3人はよく見る俳優もいる。芸達者である。
演劇はやはり見てからでないと分からないデス。本当に掘り出し物を見たという感じ。初めて見る劇団であり、これからもとても楽しみである。
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