鹿児島県一の大河、川内川は各地でいろいろな表情を見せます。
緩やかな流れ、急流、滝、瀬・・・
その中でも轟の瀬は宮之城市街地の少し上流にあり、河床に岩盤が露出する奇観を呈しています。
ここは、江戸時代末期、岩盤を切り開いて水の流れを変え、舟路を作った景勝の地です。
下流から眺めた轟の瀬。
橋はとどろ大橋。
とどろ大橋の下から下流を眺めたもの。
与謝野鉄幹と晶子が詠んだ歌です。
さかしまに落ちつと見ればほがらかに轟の早瀬わが船すべる 寛
轟きの瀬は川の火ぞ少年はつぶてとなりて焔に遊ぶ 晶子
轟の瀬の少し下流、宮之城市街地付近では、平成18年7月の豪雨で川内川が氾濫し、宮之城の町に大きな被害をもたらしました。