鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

秋の花実

2006-11-09 | 植物
身近に見られる秋の草花や木の実です。


あちこちで野菊が咲いています。
野菊にもいろいろありますが、これはイナカギクです。ヤマシロギクともいい、シロヨメナに似ています。
10月から11月にかけて道路沿いでよく見かけます。


ヒメツルソバ。今の時期に限らず、よく咲いているのを見かけます。
石垣やブロックの上に垂れ下がるように生えていることが多く、丸い小さな花が咲いています。
タデ科の植物で、ヒマラヤ原産だそうです。


クサギの実。
クサギは夏に白い花を咲かせますが、今の時期黒い実をつけています。
赤い花に見えるのはガクです。
夏の白い花とは違った美しさで、2度楽しめます。
いや、春に新芽を食べますので3度楽しめます。


ピラカンサスが真っ赤な実をつけています。
植栽としてよく植えられている木で、実をつけている期間が長いです。
バラ科の植物でとげがあり、ピラカンサスというのは火のとげという意味だそうです。
実には毒があります。
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アキグミ

2006-11-08 | 食べ物
アキグミの実が赤く熟してきました。
直径5mmくらいの小さな実が枝先いっぱいについています。
少し酸っぱいですが、食べられます。

アキグミの実を見ると思い出すことがあります。
小学低学年の頃、妹の子守をしていると、友達が「グミ取りに行こう」と誘いに来て、3~4人で出かけました。
妹を背に負ぶって出かけたのですが、場所が2kmくらい離れた坂道を登ったところにありました。
妹の体重が肩に食い込み、重くて重くて泣きそうになりました。
着くと一面のグミ畑で、赤く熟れたグミの実がいっぱいなっていました。
妹をグミの木の下に寝かせ、グミの実を取ってほおばりました。

今でもアキグミを見ると、2~3個口に入れることがあります。
甘酸っぱい味が思い出とともに広がります。

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霧島の紅葉

2006-11-05 | 風景
全国各地から紅葉の便りが届けられています。
鹿児島の低地では山全体が紅葉することはありません。
鹿児島で紅葉の名所といえば霧島です。そこで霧島に紅葉を見に行ってきました。


六観音御池の展望台。紅葉見物の人であふれていた。


六観音御池のほとりの紅葉。向こうは韓国岳。


燃えるような鮮やかな紅葉。




甑岳にも登りました。ススキがいっぱいでした。
湿原は晴天続きで水が涸れていました。


甑岳の湿原にホソバリンドウが咲いていた。
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ムベ

2006-11-04 | 食べ物
子供の頃、秋になると山にムベ(ウンベエといっていた)の実を取りにいくのが楽しみでした。
つる植物で、高い木の上に実がなっていることが多く、取るのが大変でした。

ムベはアケビ科の植物で、熟すと赤紫の実になります。アケビは熟すと割れますが、ムベは割れません。
割ると、アケビと同じように黒い種が詰まっており、この間をクリーム状の果肉が充填しています。
食べるとほんのりと甘く、野趣味が感じられます。
種が多いので、種を吐き出すと食べにくいです。
種ごと食べるといいですが、やや種が大きく数が多いので少し抵抗があります。

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森園の田の神

2006-11-03 | 田の神
鹿児島や宮崎の一部に田の神さあ(たのかんさあ)という石でできた人形があります。
豊作を願って田んぼの脇に置かれたもので、素朴でユーモラスなものが多く、形もさまざまです。

写真の田の神さあは、鹿児島市春山にあるもので、森園の田の神と呼ばれ、市指定有形民俗文化財に指定されています。
造立は1743年だそうです。
立派な台座に乗っており、田の神さあの中では立派なほうです。
右手にメシゲ(しゃもじ)、左手にお椀を持ち、かぶりものを肩まで垂らしてかぶっています。
家を背にしていますが、前は田んぼです。
昔の農民の豊作を願う気持ちが伝わってくるようです。


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ツワブキの花

2006-11-02 | 植物
道端にツワブキの花が咲いてきました。
これから花の少なくなる初秋まで、道路沿いを黄色い花で彩ってくれます。
雑草みたいに(雑草ですが)、至るところで見かけます。
でもこの雑草、セイタカアワダチソウのように所かまわず侵入せず、自分のテリトリーを守っています。
秋は花で楽しませ、春になると新芽がおいしい山菜になります。
愛すべき雑草といえるでしょう。

千葉県の犬吠崎に遊びに行ったとき、灯台まで歩く道沿いにおいしそうなツワブキの新芽がたくさん生えていました。
観光客がぞろぞろ歩いていましたが、取る人など誰もいません。
種子島出身のわれわれ夫婦は思わず取ってしまいました。
観光客はどう思ったでしょう。

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柿の実

2006-11-01 | 植物

たわわに実った赤い柿の実は、日本人の郷愁をそそるものがあります。
昔から日本にあった果物で、さるかに合戦などの昔話にも登場するからでしょうか。
渋柿ですので、今は取る人もほとんどおらず、熟して落ちるだけです。

東北にいるときは、皮をむいて軒下に吊るしておき、干し柿を作っていました。鹿児島は暖かいからだめですね。
東北では、雪が降る頃まで赤い実が残っており、雪景色と柿の実の組み合わせも風情がありました。

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