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ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書20(まほろ駅前狂騒曲)

2019-10-25 21:02:31 | 読書
三浦しをんさんのまほろシリーズです。
三部作の最後です。
まほろシリーズは本当に面白い。

まほろ駅前にある多田便利軒が舞台。
多田便利軒には、多田さんと居候の行天さんがいます。

お互い文句を言いながら一緒に暮らしているのですが、今回は行天さんの辛い幼少時代が少し明かされます。何だかんだ言いながら、行天さんを守ろうとする多田さんも良いけれど、自由奔放な行天さんの考えが心に響きました。

便利屋さんにはいろいろな仕事が来るのですが、その一つに入院しているおばあちゃんのお見舞いがあります。

ある日、そのおばあちゃんに「あの世はあるのかね~」と聞かれます。行天さんは「ないよ」と即答。そして「もし、死んでも俺はずっと覚えているよ」って答えるんです。

誰かが亡くなっても、その人を覚えている人は必ずいて、そうやって誰かの記憶に受け継がれていくんだって思ったら、なんかホッコリしたわ。

多田さんも大きな哀しみを乗り越えて、新しい恋に飛び込めたし、これで終わるのは寂しいな。続編が読みたい❗️

コメント
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