ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書27(いつまでもショパン)

2021-10-04 08:52:10 | 読書
中山七里さんの「いつまでもショパン」。
岬洋介シリーズ4弾。

今回はショパンコンクール参加で、岬先生はポーランドへ。
冒頭からなかなか岬先生が登場しないので、出てきたときにはホッとした(笑)

ポーランドで次々と起こるテロ事件。そして犯人を追っていた刑事も次々と殺される。犯人は誰?
そんな中でもコンクールは中止にならない。
出場者のピアノ演奏の描写がすごい。目には見えないものを表現するって難しいよね。そして理解するのも、なかなかの難しさだった。

出場者同士の成長も細やかに書かれていて、ものすごくショパンを聴きたくなり、買ってしまいましたよ。CDを…。

岬先生はファイナルまで残るのだけれど、いろいろトラブルもあり入賞は出来なかった。
ただ、それ以上の貢献をして終わる。これが素晴らしい。
芸術、音楽の力を感じました。

テロにより、心が痛くなるところもあるのだけれど、犯人は…あなただったの?と思います。
よく考えれば、あちこちにつながりはあったわね

戦争もテロもダメなんだよ。なにも作らない。そんなメッセージも伝わってきます。


コメント
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