ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書28(どこかでベートヴェン)

2021-10-16 09:03:27 | 読書
中山七里さんの「どこかでベートヴェン」。
岬洋介が高校時代の物語。

岬洋介の雰囲気は女性にモテるだろうなとつくづく思う。本人がそういうところ全く感じないのも魅力なのよね。ピアノのことしか考えてないのに、観察力、洞察力もすごいからホレるわ(笑)

この物語で突発性難聴になったいきさつ、そして父親も登場します。お父さん、検事だったのですね。お父さんとの確執もわかります。

そして何より怖いなぁと思ったのは、人間の嫉妬。

自分には絶対に手に入らないものを持っている人に対しての妬み、これがいじめになっていくことの怖さ。
ここまで人は攻撃的になってしまうのか~と本当に怖かった。

岬洋介に助けてくれる友達がいたことが救い。

そして、ラストがおしゃれだった。そうやって終わるのか~と思った。

今度はベートヴェンが聴きたくなった。

コメント
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