佐藤正午さんの『月の満ち欠け』です。
映画になりましたね。直木賞受賞作です。
映画の予告を見て、勝手にハートフルな内容だと思ったのですが、ちょっと違いました。
生まれ変わりの物語です。
正木瑠璃が偶然出会った大学生の三角哲彦と恋に落ちる。でも、瑠璃は人妻で、その結婚もなんとなくズルズルと成り行きで結婚した感じ。ダンナも浮気をしているのだけど、このダンナ、竜之介さんは性格が今ひとつ。
そして瑠璃は不慮の事故で亡くなってしまう。ここから生まれ変わりが始まります。まずは幸せに暮らしていた小山内家の娘瑠璃が7歳の時に原因不明の高熱を出す。この熱をきっかけに前世の記憶が出てくる。7歳と思えない行動、言動を不信に思う母親。でも、この小山内瑠璃も不慮の事故で母親と一緒に亡くなる。
次に生まれ変わるのは小沼希美。やはり高熱を出して記憶が出てくる。そしてこの子も事件に巻き込まれるように亡くなる。これには正木瑠璃の元ダンナが絡んでくるんだけどね。
途中から正木瑠璃の執念というか執着が怖くなってきました。生まれ変わった子ども達の人生はどこに行ってしまったの?そして何より亡くなった子ども達の残された家族の悲しみが辛い。
正木竜之介だって、精神的に立ち直っていたのに、生まれ変わりに出会ったことで完全に人生を狂わされている。確かにこの人の性格は良くないけどね~。
ラストは3番目の生まれ変わりの小学生と三角哲彦が再会できるんだけど、最後まで正木瑠璃に共感出来なかった。人の人生を犠牲にしてと思ってしまうんだよね。怖い話だなぁと思いました。
映画になりましたね。直木賞受賞作です。
映画の予告を見て、勝手にハートフルな内容だと思ったのですが、ちょっと違いました。
生まれ変わりの物語です。
正木瑠璃が偶然出会った大学生の三角哲彦と恋に落ちる。でも、瑠璃は人妻で、その結婚もなんとなくズルズルと成り行きで結婚した感じ。ダンナも浮気をしているのだけど、このダンナ、竜之介さんは性格が今ひとつ。
そして瑠璃は不慮の事故で亡くなってしまう。ここから生まれ変わりが始まります。まずは幸せに暮らしていた小山内家の娘瑠璃が7歳の時に原因不明の高熱を出す。この熱をきっかけに前世の記憶が出てくる。7歳と思えない行動、言動を不信に思う母親。でも、この小山内瑠璃も不慮の事故で母親と一緒に亡くなる。
次に生まれ変わるのは小沼希美。やはり高熱を出して記憶が出てくる。そしてこの子も事件に巻き込まれるように亡くなる。これには正木瑠璃の元ダンナが絡んでくるんだけどね。
途中から正木瑠璃の執念というか執着が怖くなってきました。生まれ変わった子ども達の人生はどこに行ってしまったの?そして何より亡くなった子ども達の残された家族の悲しみが辛い。
正木竜之介だって、精神的に立ち直っていたのに、生まれ変わりに出会ったことで完全に人生を狂わされている。確かにこの人の性格は良くないけどね~。
ラストは3番目の生まれ変わりの小学生と三角哲彦が再会できるんだけど、最後まで正木瑠璃に共感出来なかった。人の人生を犠牲にしてと思ってしまうんだよね。怖い話だなぁと思いました。