『宝塚ＢＯＹＳ』を観て来ました。
この舞台、初演をみています。吉野圭吾さんや佐藤（現在は戸次）重幸さん達が出演でした。
今回は東山義久さんが出演です。たぶん吉野さんが演じた星野役かな？と思ったら、当たりでした。でも、演者で雰囲気変わりますね。当然だけど・・・・・
東山さん良かったですよ～～～。
吉野さんももちろんですが、自分のダンスをしっかり持ってますよね。ダンサーなら当然か・・・・
東山さんももちろん、東山ワールドがあるわけで、東山さんしか出来ないダンスの世界がとっても素敵でした。
特にラストのソロはため息ものです。ホレボレしてしまい、１秒たりとも視線を外せませんでした。指先まで神経が行き届いていて、力の緩急・・・メリハリがよくわかり・・・ポーズを決める時のカッコよさと言ったら・・・・・・うっとりでした（笑）
東山さんの話ばかりになりましたが、物語もとてもよいです。実話と言う強さがありますよね。反面難しさもあると思うけど・・・・・・
宝塚に終戦直後、男子部があったのです。大舞台に立ちたいと言う夢を持ち、日々頑張るのですが・・・・・・・
報われないのですよね。
『私達が今までしてきたことは何なのですか！！』と訴える場面、切なさがひしひしと伝わり、じわっ～～としてしまいました。
『あきらめてはいけない。人生に無駄な事なんてない！』この一言に勇気づけられます。頑張ろう！と思いますよ。
浦井さんもとっても良かったです。気の弱いリーダーの雰囲気がよくわかりました。
そして山路さん・・・・本当に色々な役をこなせる方です。今回もダンディでカッコよかった。
カーテンコールがとても盛り上がって、５回くらいあったかな～～。ＢＯＹＳ達が１列に並んで出てきて、下手はじに東山さん。頭を下げた直後にステップ踏んでポーズ。それを隣の人から順に真似をします。３回目の時には、ターンしてポーズになりました。すると、隣の黄川田さんが、とても困った顔をしてもう１度と指１本。仕方ないなぁ～～って感じで東山さん再びターン。このやりとり、なんとなく良かったです。
やたら盛り上がったカーテンコール。あとで日程確認したら前楽だったんですね。前楽でこうだから、今日の千秋楽はかなり盛り上がっただろうな～～～。
私の後ろにいたおばさま２人、チケットをいただいて全くストーリーを知らずに来たようでした。開演前に、「客層がものすごく若いわね～～すごいわね～～自慢しちゃおうね～～」と話されていました。決して、客層は若くないんですけどね（笑）まっ・・・・おばさまより若い。
そして終演後、「いい話だったわね・・・出演者知らない人ばかりだけど、よかったわ～～」と大満足で帰られ、私も思わず嬉しくなりました。
