ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書26(ほどなく、お別れです)

2022-11-14 21:56:47 | 読書
長月天音さんの『ほどなく、お別れです〜それぞれの灯火〜』です。

この本は誰もが避けられない死を通して、生きることを訴えてくると思う。
葬儀社が舞台なのだけど、死をどう受け入れるか。それは答えは一つではない。

葬儀は別れの儀式でなく、区切りの儀式。悲しみに沈むご遺族が新しい一歩踏み出せるように(本文より)

いろいろ考えさせられ、泣ける感動の本です。
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観劇23(平成中村座)

2022-11-12 19:43:27 | 観劇
十一月の平成中村座に行ってきました。

演目は唐茄子屋と乗合船恵方萬歳(のりあいぶねえほうまんざい)の2つ。

実は唐茄子屋は十月も観劇してるのですが、同じ演目を間違って取ってしまいました~。やっちまった~と思ったのですが、前回観劇した時に見つけられなかった場面もあり、結果オーライでした。

楽しい舞台は何度観ても面白いです。
今回は大工の役が中村獅童さんから中村橋之助さんに変わっていました。橋之助さん、イケメンですね。

不思議国之若旦那とサブタイトルがついているだけあって、なんでもありで今回も大笑いしてきました。

今回は2階席でしたが、花道をちょうど見下ろす形。役者さんをしっかり見ることができました。勘九郎さん、セリフの言い回し、立ち居振る舞いがますます勘三郎さんに似てきたように思いました。どうしても、勘三郎さんを思い出します。

勘太郎くん、長三郎くんもいきいきと演じていました。
カーテンコールでの長三郎くんのお辞儀の仕方が、子どもならではで微笑ましかったです。

乗合船恵方萬歳(のりあいぶねえほうまんざい)は、舞踊です。おめでたい演目で、色々な人たちがそれぞれ舞踊を披露し最後には乗合船に乗って幕でした。
女形で登場した鶴松さん、本当にキレイでした。

写真は客席の天井に下がっている大きな提灯。私の位置からは家紋だけしか撮れませんでした。
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読書25(お探し物は図書室まで)

2022-11-07 12:38:00 | 読書
青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』です。

こんな図書室あったら絶対に行く!
というか、レファレンスの小町さゆりさんに本を選んでもらいたい。
それは小学校に併設されているコミュニティハウスの一室。
カルチャースクールのようにいろいろな催しもある。

レファレンスにふらっと立ち寄った人達が、何をお探し?と声をかけられる。もちろん必要な本を選んでもらえるんだけど、全然関係ない本も1冊含まれる。
でも、その関係ないと思った本が、これからの人生を照らしてくれる。
そして、おまけの羊毛フェルトをもらえる。フライパン、飛行機、カニ、ねこ…それも人生のヒントにつながる。

励まされる1冊。良い本だ。


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観劇22(イヌの仇討)

2022-11-03 23:38:20 | 観劇
こまつ座の『イヌの仇討』です。
初観劇でした。今日は初日。

出演は大谷亮介さん、彩吹真央さん、俵木藤汰さん、田鍋謙一郎さん、石原由宇さん、大手忍さん、尾身美詞さん、薄平広樹さん、原口健太郎さん、三田和代さんです。

ときは、元禄十五年(1702)の午前4時から6時頃まで。
場所は吉良屋敷の炭部屋兼物置。

吉良上野介さんは良い人だったというのは聞いたことがあります。
大石内蔵助達がやってきて、吉良上野介を捜す。家来とともに物置小屋に隠れているのだけど、見つかるのではないかと言う恐怖心が伝わってきます。

最後の最後まで。何故に恨みを買ったのか、命を何故に取られるのかわからないという吉良上野介。

物置には家来だけでなく、偶然忍び込んだ泥棒までいて、みんなでワイワイガヤガヤ大騒ぎ。殿から頂戴した犬(たぶんチン)までいるのよね。

泥棒さんから世間の評判を聞いたりして、自分が何故に命を狙われるか考える。

もちろん逃げる方法やら、命をつなぐ方法を考えるのだけど、何度も女中頭に止められる。お家が一番、武士の面目が一番だからね。

結局、最後は吉良上野介が自ら悪役を買って出る。そして死にむかう。家来も次々討たれて、とても切なかった。

悪役を買って出ることで綱吉の悪政を正そうとする。

そういう解釈もあるんだなぁと思ったわ。
吉良上野介さん、ご立派です。

三田和代さん、何度かセリフが止まりました。後半は、後ろの女優さんが囁いてきっかけを作りました。
初日というのもあったのでしょうか。
凛とした女中頭の役、とてもお似合いだっただけに、ちょっと残念というか心配になってしまいました。
あとで調べたら、79歳なのですね~。年齢を言ってはいけないけれど、この年齢で舞台に立ち、あれだけの動き、セリフを言えるのはすごい。
ぜひ、頑張って欲しいです。
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