書評:速水敏彦『他人を見下す若者たち』

2007-07-15 10:57:32 | 本関係
本書では、他者を見下す若者たちが増えており、その原因は他者を貶めることによって自分を相対的に高めようとする認識(著者はこれを「仮想的有能感」と定義している)が一般的になったためだと分析している。 ※「すっぱいぶどう」の話にあるように、人間は自分の目標(理想、点数、他者)に届かない時、それをそもそも取るに足らないものだったと考えてプライドを保とうとする場合がある。著者の理論に沿うなら、他人を見下 . . . 本文を読む
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