妄想は無限大に発散

2020-01-03 17:29:00 | プレ旅行記
昨年中に掲載する予定だった日本人の無宗教に関する記事だが、その完成を待っとったらいつまで経っても先に進まんので、もう旅行系の話を並行して書くことにする。
 
 
8月にウズベキスタンへ行った時、ブハラ二日目の夜に相席した人は南米などで活動(それ何てゲバラ?)してたらしく、色々と興味の湧く話を聞けた。それまでアメリカ大陸は移動時間がかかり過ぎるのでどこでもドアが開発されるまで足を踏み入れるまじと思っていたが、若干遠征のモチベーションが出てきた次第。
 
 
さて、するとどこに行こうか・・・
 
 
 
 
 
 




パラグアイ一択だろ!!(`。∀ ゜´)←錯乱。しかし、BRICsの一角でオリンピックもあったブラジルとかならまだしも、パラグアイてどこやねん?というわけでこんな動画を見てみた。
 
 
 
 
 
 
1820年代のパナマ懐疑もとい会議が失敗に終わったこと、あるいは中南米の独立を黙認したイギリス(cf.カニング外交)の背景にはそこを産業革命後に製品を輸出する市場にしようとしたことなどを知っておくと、南米諸国の対立やイギリスの暗躍は理解しやすい。今日的な視点で見ると、ヨーロッパの植民地支配から脱しようとした人たちはいかにも進歩的・解放的に思えるかもしれないが、独立戦争の主体となったクリオーリョたちの多くは、要するにヌエバ・グラナダなど副王領を通じた宗主国の影響・支配を脱して自分たちが権力を掌握したかったのであり、実態は呉越同舟、よく言っても同床異夢の状況にあった。
 
 
また、動画で紹介されているパラグアイ戦争と同時期、中米では南北戦争でアメリカ合衆国が動けない隙をついてフランスがメキシコ出兵を行っているが、その際スペイン・イギリスも債権の回収という理由で共同出兵を行っている。イギリスは翌年には撤兵するものの、新大陸への影響力を強めたいという強い野心がそこには見て取れるだろう。南北戦争にも介入の意図があったが、リンカンの奴隷解放宣言で南部に手を貸しにくい状態が戦略的に作られてしまい、結局保護貿易を主張する北部の勝利を許してしまった。そのことがアメリカ合衆国の大陸横断鉄道敷設、フロンティア消滅を経てカリブ海政策などへと繋がり、最終的にアメリカ合衆国はWWⅠによるヨーロッパの地盤沈下もあって覇権国家となる。
 
 
イギリスの悪行を非難するのは全くのところ容易であるし、何ならブレグジットで(何なら鎖国がどうとか寝言を言ってるこの国の一部の連中も合わせて)奈落の底に落ちるがいいとさえ私も思っているが、ともあれその戦略眼が正しかったことはまた別のレイヤーとしてappreciateしておかなければならないだろう。
 
 
おっと話が逸れちまった。まあ南米に行く前にそもそもスペイン語を覚えねばならんわけで、それやったら友人のいるフランス攻略のためにフランス語勉強→モロッコやチュニジアなどのアフリカ遠征→同じラテン語系だから何とかなるやろ的ノリでスペイン語学習(・∀・)→南米へとか考え始めている次第だ。
 
 
さすがにそれらが実現する前には無宗教の記事を完成させねばな・・・

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