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何もない米原駅から、途中のジャンクションの多さにイライラしつつ車を飛ばすことおよそ3時間。
東大寺前に到着しやした。
元々奈良の交通事情はよろしくないという情報を得ていたので、まあこんなもんやろと思いながら駐車場を探していたところ、公園の真ん前に停められたのはラッキーだ(・∀・)
門のところを通過して中に入りますよと。
やっぱ結構人が多いねえ・・・というか外国人の割合高いな。
まあ奈良ともなればそりゃそうか。
あ~なんかこの光景は見たことあるような気がするなあ・・・でも何の感情にも結び付かないのが不思議なことだ。ホンマ当時の俺は何を考えとったんやろかw
天井や柱って朱色だったっけ?
ホンマ何も覚えてないんやな・・・
こうして一通り中を見学したが、大仏やら周りの多聞天像なんかを見ながら自分の中で沸き起こったのは、「素朴な感銘」である。
それまでの私の東大寺の印象というのは、「権力者が、手前勝手な願望や罪悪感から善意をもって建造を始め、かえって民衆を虐げた典型例」とでも言うべき批判的なものであり(ウェーバーの箴言を思い起こすのも有益だろう)、その評価自体を変えるつもりは別にないのだが、他方で一建造物として見た場合に、その質実剛健な佇まいは、一種の原点回帰的な感慨を心中に生じさせたのであった。
こういう心持ちになることは全く予想していなかったので、大変興味深いと感じた。全てではないにしても、複数の場所でこういう感覚に出会えるのだとしたら、今回の旅はもうそれだけ十分に価値あるものになることだろう。
というわけで、次の目的地に移動することにした。
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