因幡はねる組長の拡大戦略?

2020-10-16 11:30:06 | Vtuber関連

 

因幡はねると言えば、先日スパチャ(スーパーチャット)のランキングで世界10位になっていたが、その割にはチャンネル登録者数はあまり多くない(と言っても20万人強はいるのだが)。

 

とするなら相対的にその20万人の支持基盤が強いのだと予測されるが、因幡はねる自身の言によると、アラサーやアラフォーの男性が多くを占めているらしい(既婚・未婚までは不明だが、未婚者が多いのだとしたら、可処分所得が比較的多い層としてスーパーチャットの額にも影響しているのかもしれない)。

 

これを踏まえると、最近売り出し中の「おじファイブ」は、そもそも現在いる視聴者層に刺さるとともに、同じような層を取り込むためのコンテンツとして興味深い(もちろん、これを見た人たちが興味を持ったVtuberのチャンネルに行き、そこで新たにチャンネル登録を行う[いわゆるキャリー]ことで因幡は寝るだけでなく参加者にもwin-winになる構造だ)。内容としても、冒頭に掲載した「平成おじさん王」での平成におけるCD売り上げ一位を当てる企画など、完全にノスタルジーを意識したものとなっていることからも明らかだろう。

 

とまあここまではぱっと見でわかるとして、さらに興味深かったのは、ここで風見くくを投入してきたことだ。正直、その芸達者ぶりはとても「宴会芸」程度の言葉では済まないレベルだが、この「宴会ノリを意識した演出」、「大勢が見て楽しめる出し物」、「年上に可愛がられそうな人物の起用」を見ると、因幡はねる自身のファンもそうだが、おじファイブを見に来たアラサー~アラフィフぐらいの男性のハートをつかみ、風見くくに興味を持つ=動画再生数やチャンネル登録者数増にもつながる(ただ、実際にそういう現象が起きているかの数字の変化までは見れていないが)という効果を狙ったものと推測される。

 

以前別の放送で因幡はねる自身が所属する「あにまーれ」の視聴者は個人単位の推しが多く、そこに所属する色々なVtuberを登録するというケースが少ないと言っていたが、仮にその通りだとすると、今回の企画と人物起用はそういった傾向を変えてグループ内でもwin-winの状態にするための一手としても非常に興味深いと思った次第だ。


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