ひぐらし真相の批判へ向けて～レビュー批判から推理の質へ～

「神の解体から創造へ」及び「虚ろになった方向性」では主にひぐらしのテーマに関する批判を分析し、「最初から…だったは成立するか？」と「プレイ時期のブレとバイアス」では作品の方向性(人為かオカルトかetc...)さえも推理の対象であったことを確認しました。


それらの記事では、主にレビューを批判的に取り上げてきましたが、ここに到って、推理の内容そのもの(推理の質)を考える準備は整ったと思います。よってここからは、皆殺し編で明らかになった真相に関する批判という形を取ります。ただその前に、自分の推理そのものについても書いておこうと思います。


すでに「北条家の殺害理由について考える」、「北条家の殺害理由について考える２」で編集したものを載せてあるので参考にしていただきたいのですが、まあ率直に言って見事に推理を外していますね(苦笑)。2005年4月からは公式掲示板から離れて以降は沙耶の唄やブログのほうに集中したこともあって、ほとんどまともな推理をしていない気がします(古手梨花の「予言」あたりが頂点？)。


そういった状況の中で皆殺し編に突入したという事情を前提としつつ、真相の批判に移るとしましょう。