断片

2005-12-27 23:10:14 | 生活
小学五年…嘘や欺瞞への怒り
誰も心の中では奴を疎ましいと思っている癖に、なぜお前らは心配してるフリをさも本心であるかのように振舞えるのか、と。


中学三年…狂気への傾倒
部活の終わりと時間のゆとり。暇になってどうでもいいことを色々考えるようになる。その頃「虜」というゲームをプレイ。狂気の行き場をそこに求めようとする。


高校二年…価値相対主義
面倒くさいので「確実なものなどなにもない」ということにして、上辺だけの寛容さと日和見主義を身上とする。哲学が嫌いになる。


大学…ニヒリズム、「嘲笑主義」
価値相対主義が高じて世界を嘲笑う生き方が身に付く。「確実なものなどないのに、なんで一生懸命なんだか…」。筒井康隆の小説を貪り読むようになる。世界は斜めに見るととかく面白い。仁義なき戦いや蛍の墓さえも笑える。


現在…機軸の再構築、世界の再生
事実ではなく情報、情報の信頼性、出所・文脈。自覚的であること=前提への疑い。世界は「世界」でなくて「認識」、共感の虚偽性、理解する努力の重要性。構造、解釈、批評、感想。ガラクタに意味が付与される時。


前にあったものが、全て消えてしまうとは限らない。残ったものは総体の中で意味を変容させながら存続することだろう。
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