ひぐらしカケラ遊び~盥編・暇編+α~

2008-02-03 10:23:49 | ひぐらし
ひぐらしカケラ遊びが暇編まで終了(まあほとんどスキップしていたわけですがw)。新たに気になったところ、気付いたところを書いておく。

<盥回し>
○他人への干渉
新しく追加されたお疲れ様会によると、盥編は、事件や他人にあまり深く関わらないようにした世界、という視点が描かれているとのこと。なるほどそういう狙いがあったのか…これはお疲れ様会を見るまで気付かなかった。そう考えると、事件や他人に首を突っ込むからいけない(悲劇を生み出す)んだ、という沙都子救出への動きや詩音の捜査などに対する意識的・無意識的な反発へのカウンターの役割も期待されているんだろう。

○お疲れ様会
声があるので、「台本」といった言葉がよりそれらしくなっている。

○魅音の見舞い
アニメ版第二期の厄醒ましとの類似


<暇潰し>
○電話を探す確率
赤坂が雛身沢に来ること、そして生還することだけでなく、赤坂が電話を探すこと自体も確率が低いのかもしれない(赤坂自身がなぜそうまでして電話をかけようとしているのか不思議に思っているくらいだし)。もしそうだとすると、赤坂は病室で大人しくしているのが必然的で、梨花が惨劇の「予言」をするチャンスもないというわけだ。

○電話線を切った人
今まで特に考えてなかったが、暇編を通して梨花がかなり慎重な表現を多用していること(言い切っても別に問題ないところを、「~に違いないのです」などと言う)を思えば、梨花がやったのではない。とすれば、山狗の仕業なのだろう。

○赤坂と大石が料亭で合うシーン
こういう感動的なシーンでしっかりミスリードを入れているところがうまい(感動=真実ではない)。プレイヤーがどこで気を抜いてしまうかをよくわかっているというか…綿編で魅音が雛身沢の歴史や自分の動機付けを話すシーンについても同じことが言える(余談だが、こういう人の性質を逆手に取った漫画としては『砂ぼうず』が非常におもしろい)。

○「決意」のTIPS
本来、祭囃しで見られるTIPSがここに移動されている。これ以降の展開を予測させる(赤坂もキーになる)という狙いなのだろうけど、この時点で「奇跡」という言葉を出すのはかなり違和感を覚える。数々の惨劇を見せた後という前提があって始めて、「奇跡」の言葉は重みを持ちうるのではないだろうか。このタイミングだと、「困っても願えばどうにかなる」という意味合いでの「奇跡」にしかならず、かえって逆効果だと思う。

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