大手マスメディアの暴露合戦=横並び解消→ジャニーズと対消滅??

2023-10-08 16:25:13 | 感想など
 
 
 
 
 
 
 
先日ジャニーズ二度目の会見を受けて、「ともあれマスコミ業界滅ぶべし」という記事を書いた。今もってジャニーズ事務所「ごとき」にいいように踊らされ、今もなお共犯を演じる輩が大勢いるような(しかも官僚主義的に硬直した)業界に未来などあろうはずもないからである。
 
 
今回NGリストの件が暴露され話題となっているが、そもそもこういうお手盛り会見は政府のそれでは当たり前になされているわけで、そんなことすら想定せずに望んだのかと、やはり呆れる心情には変わりない(それが「ジャニーズ事務所を舐めすぎ」と書いた意味である)。
 
 
ただ、「策士策に溺れる」ではないが、今回の質問コントロールとその暴露を受け、「コケにされた」という認識のメディア側が圧力内容の暴露合戦を始めたのと重なり、意外にも横並び体質の破壊が加速していくかもしれない。
 
 
まあもっと突き放した言い方をすれば「泥船からの脱出」ではあるのだが、それにしては舵を切るのが遅すぎることを考えると、今回の会見、少なくともその前後にターニングポイントはあったのではないかと思う。
 
 
事ここに到ると、以前も書いた旧日本軍の件を改めて思い出す。つまり、『帝国軍人』で述べられているように、陸軍は「ヤマタノオロチ」的に派閥が乱立しており、海軍は軍令部と連合艦隊の双頭の蛇ではあったが内側で情報統制は効いていたため、前者は敵対派閥の暴露合戦でその暗部・愚行が印象づけられた一方で、海軍は口裏合わせの結果不都合なものは死人の責任に帰されたり様々なことが歪曲・隠ぺいされた。
 
 
ただそれを言いかえれば、(結果としてではあるが)陸軍はその病巣を自ら明らかにしたことで、海軍とは違って、後世の教訓や正確な評価に資する情報を提供する役割は少なくとも果たすことはできたとも言える(ちなみに海軍の口裏合わせも完璧ではなく、様々な報告書などに断片的に実態が残っており、それらを網羅・検証して海軍の公式見解を反証した事例もあった。その一つが、ミッドウェー海戦の「運命の五分間」の誤りを指摘した澤地久枝『滄海(うみ)よ眠れ ミッドウェー海戦の生と死』のような著作である。ちなみにこういった事例は、ジャニーズ問題について、「なぜその時に言わなかったのか?」論が本質的に無効と思う理由でもある。当事者の生き死にに関わらず、後々の検証は、正しく物事を評価し同じ轍を踏まないためにも、極めて重要なのである)。
 
 
話を戻すが、今の大手マスメディアはリーク情報もあって返り血を浴びる覚悟で肉を切らせて骨を断つ作戦に出ているが、果たしてその先にあるのは対消滅か、それとも別の何かへの脱皮でありうるのか・・・まあ見てみようじゃあないか(・∀・)
 
 
 
 
 
 
 
 
この動画にある「芸能事務所程度に忖度するメディアが、戦争反対とか言わなそうじゃないですか?」。全てはこの一言に集約されると言っても過言ではない。権力機関の監視者であることをかなぐり捨て、自己利益のために犯罪すら組織的に隠蔽するメディアなど、せいぜい派手に滅びるがいいのである。

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