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最近気付いたのだけど、自分は路地裏が好きらしい。家の近くの新しい路地裏を見つけただけで、楽しい気分になれるのだ。
ところで、路地裏といえばひっそりとした雰囲気が特徴的だから、もしかすると田舎が好きなのかと考えたこともある。しかし、こないだ高麗(こま)に行ってその田舎っぷりに苦笑したことからすれば、田舎、あるいは単純な静けさに惹かれるわけではないらしい(トルコのイズニックなんかは好きだけど)。
とするとおそらく、大通りや喧騒から一本道を外れただけで全く違った様相を見せる、そんな路地裏という世界の不可思議さに私は惹かれるのだろう。そんなギャップを内包していれば、熊本の八代の路地裏だろうと、家の近くの路地裏だろうと関係なく私の気分は弾む。また海外で言えば、トルコを旅行した時のコンヤやカイセリ、ブルサの路地裏などが印象に残っている。特にブルサは、山の方では昔ながらの街路(ハーラ)がかなり残っているようで、非常に趣深い(画像参照)。おそらく、私がブルサを愛して止まない理由の一つはこの街路にあるのだろう。
路地裏に行くと、まるで心がその空間に溶けていくような感覚を覚える。だからたとえ家の近くであろうとも、新しい路地裏を発見することは私にとって心の躍ることであり、「旅」なのである。
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