トルコ旅行の思い出:アラカルト

2018-12-24 11:25:23 | トルコ旅行

 

前にトルコ旅行の加工画像を紹介したが、暇のついでに色々見返してみると、他にも色々魅力的な写真があったので、取り上げてみたいと思う。 

 

冒頭の画像は、「トルコ東部の思い出」でも紹介したユラン・カレのもの。この地には遺跡としての古城以外ほとんど何もなかったと記憶しているが、むしろ眼前に広がる一面の荒野は私の意識をいやが上にも変性状態とし(なぜならこのような景色は日本でお目にかかることがなく、まさに非日常そのものだからだ)、その結果としてトルコ旅行の中で最も印象に残る場面の一つとなった。

トルコに来る欧米人はパムッカレなど地中海沿いに来るケースが多いんだけど、俺はあんまし興味わかないんだよねえ。まあリゾート地に行く感覚があまりないからかもしれんけど。

  

 

こちらは城の上から写したもの。ちなみにここへ行くときは、本当に周りに何もないのでしっかり飲み物などは準備していく必要がある。もちろん日光を遮るものも皆無なので、帽子やタオルなどもしっかり用意していった方がよい。

 

 

旅の順番的には逆だが、こちらはドゥバヤズィットのクルド人地区付近を撮ったもの。イサク・パシャ宮殿を訪れた後はノアの箱舟跡→クルド人居住区→メテオホールへと移動し、そこでアールアララット(アララット山)をのぞんだが、宮殿を離れる際目に止まったのがこの景色であった。ここは山間部であるが、もう少し平野の方に行くと農耕と牧畜が素朴に営まれている地域で、これにもう少し草が広がってるとステップとして遊牧が営めそうだな・・・などと、自分の研究していた突厥やウイグルのことを思い出し、タイムスリップしたかのような錯覚に陥った。

ちなみに全くの余談だが、ドゥバヤズィットのホテルに泊まっていた際には、ホテルの電気がいっせいに停電し(ブレーカーが落ちたんだろう。このあたりは電力供給量が少ないらしいので)、そこで同行者のヘッドランプ(何のために持ってきたの?)が大活躍してホテルのオヤジたちと妙に仲良くなったり、なんてことがあった。

まあそういう経験も、旅の醍醐味の一つであるw

 

 

こちらはアダナの住宅街。二階がせり出した造りはトルコ家屋に特徴的なものだ。アダナは非常に整然とした街だったが、アンタクヤから日帰りした時は(23時くらい?)人気がほとんどなく闇が漏れ出しているような雰囲気があり、それが少々恐ろしくもあり、また楽しくもあった。

本当は車がないともっと雰囲気が出ていいのだが、文句は昔の俺に言ってつかーさい(・∀・)

 

 

こちらは中東部にあるスィワス。何でこのモスクを写したか不明(ぉ)。そもそも、ドゥバヤズィットからのルート的にはスィワスに行ってアダナに向かう方がスムーズなはずだが、どういうわけかドゥ→アダナ→スィワスというルートで旅をしていた。あるいは自分の中で、ディヴリィの世界遺産ウル・ジャミィを見る優先順位が大して高くなく、アダナを先に攻略して気分次第ではシィワスを飛ばしてマルマリス→ロドス島に向かうことを考えていた可能性がある。

ちなみにスィワスは真夏でも夜は寒い(体感10~15度)ので、半袖半ズボンで行くとリアルで死にます(=俺)。くれぐれもご注意ください。

 

 

 

 

上の二つはロドス島の博物館。これらが中世の大学を思わせる・・・なんて話はすでに書いたが、加工すると改めてその異世界感が強調され、眩暈にも似た感覚が私を襲う。特に一枚目は1960年代くらいの映画のワンシーンにも見えて、現実なのか虚構なのか、その境界線が曖昧になる感じがおもしろい。

ちなみにだが、ロドス島に渡る際には街の旅行代理店みたいなところでおっさんに券を依頼した。このオヤジとはオスマン朝の軍隊の掛け声とかで妙に盛り上がったりしたが、翌日朝港に行くと「そんな予約は入ってねえよ」と兄ちゃんに言われ、クレームを入れに行った覚えがある(文句言った後にYou should・・・と言うと向こうがビクッとして身構えたのが面白かった。まあナニを要求されるんだ?と思ったのだろう)。

何も予定がなくなったその日は、海辺をブラブラ歩いて中国人扱いされたり(チャン・チュン・チョン・・・ああん!?)、ホテルでダラダラとテニスの試合を見たりしていた(ちなみにこいつスゲーなと思わず見入ったのが、後にアガシと知る人物であった)。

 

 

こちらはブルサを離れる直前に撮った一枚。100%の確信は持てないが、オルハン・ガズィ・ジャミィだったはず。名前の通りオスマン朝第二代スルタンのオルハンが建てたものだが、1402年にバヤズィット1世がアンカラの戦いで捕虜となって帝国が崩壊しかけた時、カラマン侯国によってブルサも占領され、このジャミィは焼失したとされる(ちなみにこのカラマン侯国などを征服してアナトリアの大半を統一したのが、ビザンツを亡ぼしたことでも有名なメフメト2世)。

 

 

 

イスタンブールはスィルケジ駅付近の路地裏。こういう異国の路地裏はなんかワクワク感がありませんかい?まあ所かまわず好奇心を発揮すると大変なしっぺ返しをくらうこともあるので注意が必要ですが・・・とボッタクリ&逃走経験者は語る(・∀・)

 

 

 

 

同じくイスタンブールのドルマバフチェ宮殿。こちらは元々内装が豪奢な分、それが引き立つような加工をするとさらに印象的なものとなる。

 

 

最後はちょっと悪ノリし、ドルマバフチェの庭園UKIYOE風で締めたい。なんか森が生きてるみたいでおもしろいっすね~(・∀・)ということで、さよなら、さよなら、さよなら・・・


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