この動画を見て、俺は「P.K.」を思い出した。しかし紛争とか問題とか言われたりするけど、中国も絡んでパシュトゥーン人も絡んでとは実に複雑怪奇なことだなや。
ここでは「カシミールを日本人はそんなに知らない」という話が出てくるが、まあその通りだろう。そもそも興味を持つきっかけがないしね。ただこれ裏を返して考えられるかっていうと、なかなか難しいよね。つまり、日本では竹島とか北方領土とかの話がしばしば取り上げられるけど、それを世界の多くの人は知らないし、興味もないってこと(だから愛する肉親も世界の裏側の虫も等価であるっていうブッダ先生の悟りが衝撃的でもあり、また広まらなくもあるわけで)。こうやって他者性をもって考えられるかが他人と相対する時の一つの鍵になるとか思ってみたり。いやまあ平行線で終わるってことも多々あるわけだけど。
あと、カシミール問題に関してみんなが何とかしようと思ってるわけじゃなく、終わってもらっちゃ困る人たちもいるってのはスゲー納得した。本編では日本でも国益じゃなく省益で動いてるって話が出てくるが、まあ不正統計の件とその後の動きなんか典型的だからね。それに大戦中も組織同士で足を引っ張り合ってたし(ただ、こういうセクショナリズムはあくまで程度問題であり、ドイツ軍などでも起こっていたことであった)。
そんな風に世の複雑性と面倒臭さを思った動画であった。
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