最後の晩餐で神域の店を発見

2023-08-15 12:34:11 | 飯関係
台風を避けて急遽帰京を決めたが、何もなさずに滋賀を去るのは旅人の名折れ(むしろ変にこだわって無事死亡するパターン)とばかりに、長浜駅周辺のラーメン店をハシゴすることに。


なぜラーメンかと言うと、「横細ラーメン」やら「山岡家」の看板に魅力を感じながら、結局タイミングが合わずに一度も入店できなかったからだ。


それではレッツゴー(゜∀。)!


まずはサムネが魅力的だった「ラーメンまこと屋」へ。大通り沿いで駐車場も広いんでこれは助かる。





鶏・ネギ・替え玉を注文して少し待つ。かなりシステム化されていて、研修の行き届いたチェーン店という感じ。




届いたものを早速食して見ると・・・


なん、だと!?


めっちゃあっさりベースのスープやんこれ!ぬう、牛の方にしておくべきやったか・・・


まあこの後もう一軒行くことを考えたら、これはこれでありか😀と気持ちを切り替え、替え玉投入段階で辛し高菜と鶏スープのタレ(て言い方でええのかな?)を入れると、きたぞきたぞきたぞ・・・(太陽神並感)!


上品さは残しながら、辛さが付加されて絶妙なバランスになりやした。


てなわけで満足したワイは、二軒目に向かった。


ん、てか結構道が狭くなってきたな。てことは、現地着いたら停めるとこない、かも・・・






梅花亭に着くと、店先のスペースは埋まっていたが、隣も駐車場になってるんでそこに停めて店内へ。


幸いにもカウンター席が一つ空いていたので滑り込みで着席。


店内はこだわりを感じる凝ったインテリアでやや敷居が高い印象を与えるが、接客する女性(店主のおかみさん?)の明るい雰囲気がそれを和らげているような印象だ。


注文するメニューは決めてなかったが、限定商品らしい「梅花ラーメン」と替え玉を注文。





朱・黄・翠のコントラストを意識した盛り付けや器の美しさに引き込まれる。


インテリアのコーディネートのハイセンスせは先ほど触れた通りだが、メニューの写真もかなりよくできており、店主かその関係者は美術系に詳しい方に違いないと勝手に思ってみたり。





さて肝心のラーメンだが、あっさり系ではこれまで食べた中で確実に三指に入るレベルと言える。


透明感のあるスープに、すき焼き風味を感じる肉、するすると入っていく普通よりやや太めだがジャストフィットな麺、そしてアクセントとなる梅肉。どれをとっても一級品だが、しかもそれらがお互いをさらに高めあっているのだ。これで美味でないことがあろうか、いやない。


正直メンタル的には旅行の満足感はあったものの、これから急遽レンタカーを返却して新幹線の指定席を切り替えてと落ち着かない心持ちだったが、それでもこれだけ感銘を受けるというのは、相当にレベルの高いラーメンだと確信された。


さらに言えば、腹が減っていない時に食べてもその美味さに思わず箸が進むものが真に美味な料理だと自分は勝手に思っているが、ここ梅花亭のラーメンはまさにその一つだと言えそうである。


距離的に常連化することは難しいが、隣県に行く機会があれば、その時は必ずや再訪しようぞ、と心に誓い店を出たのであった。

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