長浜港から30分ほどの船旅を終え、竹生島に降り立った。
ここへ来ようと思ったのは、そもそも夏の旅行計画が奄美大島か五島列島だったところ、前者はダイビングやカヌーなどの活動をしないなら楽しめる幅があまり大きく思えなかったこと(調べる時間が十分に取れず・・・)、後者は飛行機の予約が取れず移動が面倒くさく感じたことで取りやめになったためだ。
今回の北陸・近畿遠征は、そもそも昔旅したルートでニアミスした場所(永平寺や兼六園など)を訪れていくことを目的にしていたが、竹生島はニアミスというより「島」という要素を入れたかった、というわけですな(・∀・)
説明も終了したところで周遊を開始。
ちなみにフェリーは同じ場所を往復するなら到着から次の便まで最速で80程度となっている。実際のところ、島は休憩なしでしっかり見どころを回っても40分くらいで、船着き場前(写真左手)でご飯を食べたりするなら1時間強あった方が無難という印象だったので、妥当な時間設定だと言えそうだ。
入場券を購入して中に入ると、まずこの石段が目に入る。
そもそも上陸前から十分に異界の雰囲気は味わっていたので、これを見てどうこうというのはないが、なぜか自分の頭の中に去来したのは金田一耕助シリーズの「獄門島」だった。原作の横溝正史版から戦前・戦争の刻印が描写され、さらに映画版(市川崑監督)では抑圧される女性というテーマ性が付与されていた。さて、この竹生島の歴史はどのようなものだったのだろうか・・・?
という具合に、「何かが体系的な興味があってその場所に行く」わけではなく(既知のものをただ確認する行為の感動は小さい)、「その場所に行くことで興味がわく」という性質がここでも発揮された次第。
石段を上がると本堂に到着。周囲には
昔の姿を残す五重塔もあった。
お堂はこんな感じ。
ちなみに緑の袈裟の修行僧と思しき人たちがぞろぞろ裏口から入っている姿が物珍しくておもしろかった(わざわざ竹生島に見学くりゅ~?的な意味も含めてw)。ワイも永平寺Tシャツを着て乱入してこようかしらん(・∀・)
ともあれ、さらに奥に進んでいくとしませう。
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