湖の隣に朱と翠が並ぶとそのコントラストだけでも美しい。
まあ相変わらず天気は悪いわけですが( 。∀ ゜)
山門からのぞむ鳥居と湖の様子が、まるで絵画のようだ。
中に進むと、
男体山への入山口が。
てっきり山にも登れるよ♪ぐらいのノリかと思っていたら、登山者記入まであるのは本格的だなあ。
修験の山岳信仰で有名な場所だから、単に山登りというだけでなく、巡礼目的のため高齢の人も訪れたりするのかな?
登山道の入口の様子がこちら。
ここから見た雰囲気だと、いかにも「ちょっと頑張ればいける」風に見えるけれども、谷川岳じゃあないが、実はそういう「ハードルが低く見える」ことが最も危険とも言えるんだよなあ。なんせ「うーし、ちょっくら登ってみるか」としっかりした装備もなく突っ込み、無事遭難とかって普通にある話だし(さすがに谷川岳でそこまでアホなデュエリストはいないと思うが、日帰り可能な山だと全然ある話)。
その意味で言えば、入口に記入所を設けるのは、単に情報共有のためだけでなく、「それくらいの山ではありますよ」という通告の役割も担っていると言えるのかもしれない。
山道が俺を呼んでいる・・・!と思わず進みたい誘惑にかられるが、今から登ろうものなら、濃霧&闇でDeath or Dieの状態になることは確実である(・∀・)
というわけで、付近をさらりと見学して鳥居の方へ戻る。
なお、その右手には宝物館があり、刀剣などを展示しているそうなので入ってみた。
入口では閉館1時間前くらいのためか、「うわ~、嫌なタイミングで人が来たわ」という感じの反応で(まあそこまで露骨じゃないけどw)、時計をちらっと見る仕草。
まあさすがに数時間も居座ることはしませんよとばかりに早速中を見始めた。
まず最初に目に入ったのは南北朝時代の大館JK(時期がおかしい)もとい大太刀。中は撮影不可なので、ネットで拾った別の写真をお借りするが、
こんな感じでものすごいでかい。まさに「ブン回す」という表現が似合う造りになっているが、
なるほどいずれこうなっていくんですね、わかります(佐之助並感)。
まあこのデカさだと集団戦法にはあまり適さないように思えるし(所持しての行軍自体が大変)、これでレンジの広さを稼ぐなら、そもそも槍でいいんじゃね?とロマンもへったくれもないことを考えるワイであった(・∀・)
てか刀の特徴説明って、静嘉堂文庫美術館で見た時もそうだったけど(つまりそういう定型文なんだろうけど)、表現がやたら「ねっとり」していてエロ文豪のような趣があるから、読みながらつい笑ってまうわw
その他興味を引いたのは、平安期の剣(要するに両刃)や「金梨子地雪月花蒔絵硯箱」であるが、特に後者はあまりの美しさに一瞬言葉を失うほどであったので、一見の価値ありと言っておきたい(下の画像は一応の参考)。
なお、最後に2階で上映している刀鍛冶へのインタビュー動画を見たが、最初の工程で「玉つぶし」ときたのでまたもや笑ってしまったwこの文脈で「生仕上げ」とか「焼き入れ」とくるもんだから、そういう用語にしか聞こえなくてもう顔中鉄まみれや(意味不明)。
なるほど、「生仕上げ」で刀文をつけて自分色に染めたら、それで油断せず「焼き入れ」で最後にまた相手をわからせるんですね。奥が深いなあ(・∀・)
というわけで、じっくり宝物館を見終わった頃にはもう16:30近くになっていたので、自動車を回収すべく、華厳の滝のところへ戻るのであった。
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