プチエンジェル事件再び!?

2018-12-15 12:16:01 | 日記

 

昨日の夕方の記事に、「警視庁が少女売春の実態調査 顧客リストに有名企業の幹部の名も」というものがあった。

 

「少女パパ活サークル」(要するに少女売春グループ)の驚愕の実態!との見出しであるが、18歳未満の少女ら(男児一人含む)を警視庁・大阪県警・愛知県警が摘発した事件の被害者194人を分析したもので、平均年齢が15.8歳、最年少は12歳であり、またその7割には補導・飛行履歴がなかったという。

 

うーむ、こういうのって、1990年代半ばに宮台真司が援助交際(少女売春)を調査していた頃すでに言っていたことだよね。で、いわゆる非行少女とか不良少女よりむしろ、クラスの中心になる人物がやっていると説明していたわけで(そもそも、「学校で問題なく過ごせる」ということと、自己が承認されていて幸福・安定的状態にあるというのは別の話である。そこをしばしば捉え間違いしているように思われる)。その後、背景とかが色々わかってきたりもして、援助交際をする背景は何某かの不全感ではないかということで「痛い」行為とみなされるようになり、人が離れて衰退していったと記憶している(それにしても、当時はマスメディアで援助交際を報じる時にはそれに身を染める少女にばかりスポットを当てて非難し、平気で彼女らを買う大人・オヤジどもについては大々的に問題にしない言論状況について、つくづく救いがたいぐらいクソだな[=新聞の購買層の中心はまさに大人とオヤジなので、それに媚びてる]、と高校生当時思ったものだ)。

 

こうして下火になっていたけど、しばらくしてまた同じものが流行るように、SNSの普及も相まってまた広がりを見せてるってことなんちゃうかね。

 

ちなみに買い手の顧客リストには「有名企業幹部」や「有名銀行のアナリスト」の名前もあるそうだが、こうなってくると「プチエンジェル事件」じみてくるのう。これは渋谷・新宿を中心に活動していた小学生~高校生のデートクラブで、その顧客には政治家や医者、「大手企業役員」もいたとも言われている(まあこっちは元締めがいて、家出少女を多く含んでいたらしいといった点では異なっているが)。経営者が自殺したため半ば迷宮入りしているが、自殺の仕方に謎があること、それを調べていたライターが殺されたことなどから臭いものに蓋をした結末であろうと今も疑われる事件である。

 

さて、今回の捜査は一体どういう結末を迎えるだろうか・・・と思ってたら、これ東スポの記事やないけ!(;´Д`)とテンションダダ下がりしつつも、まあゴーン逮捕の件といい大本営発表を垂れ流すのが得意な日本メディアが、どこまで報道するのかも含めて生暖かい目で見守るとしようかね(・∀・)

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