佐野での厄除けRTAはぁじまぁるよぉ~(・∀・)

2022-05-15 17:00:00 | 関東旅行
 
 
なかなかに立派な門構えじゃあないか。これまでが素朴な、素朴すぎる町並だっただけになかなか目立っている。
 
 
 


 
 
中に入るとまだ10時くらいなのに人が沢山いる。休日とはいえコロナ禍でこの状態ならば、平時はさぞや人で溢れ返っていたことだろう。
 
 
待ち合わせ中の人と合流して受付へ。なかなか足を運ぶ機会もなかろうということで、毎月ご祈祷の5000円コースで申し込み。縦書きなんで漢数字で書いてみたら、算用数字に直される🤣
 
 
靴を袋に入れてお座敷に上がり、そこで順番待ち。そこで対馬旅行の計画などについて話す。
 
 
30分ぐらいして祈祷の間へ。
 
 




こんな感じ。元々あったのかは不明だが、座るスペースが区切られていた。部屋には多分50~100人くらいが入るイメージだろうか。
 
 
この後、祈祷を準備している間のイントロなのか、佐野厄除け大師の由緒について話が始まる。その中で天海=明智光秀という話が確定した事実のように言われていて、思わず笑いを堪える😅
 
 
まあお墨付きを強調する側としては断定したいのはわかるが、せめて「~とも言われており」ぐらいにしとけばいいのにねえ😀
 
 
その話を聞きながら、就活の際に北関東の会社で研修を受けた時、「歴史の重要性とか言うが、そんなものは新出史料で簡単に覆されるものでしかなく、例えば寺のお偉いさんなんかが『自分たちが所蔵してる史料を世に出したら歴史が引っくり返りますわ』と言っていた」みたいな話をしていたのを思い出した。
 
 
もちろん、すでに世界観が完成している歴史小説と違い、歴史とは常に更改の可能性を秘めている。それは新しい史資料の発見は元より、分析者の観念も多分に影響するからだ(抽象的に言えば、「物自体」は観測できない、というアレね)。
 
 
とはいえ、その根拠となるモノを出さずに「俺たちが持ってるブツで歴史が変わるぜ」とうそぶかれても、陰謀論的な感じで胡散臭さが増すだけだべ。また仮に出せたとしても、その真贋など含めた史料批判(批判的検証)を経なければ、信頼に足る根拠として扱うに値しない🤔
 
 
まあ滅茶苦茶な内容だった場合でも、なんでそんなものが作られ、また後生大事にしまわれていたのか?という視点での分析は、歴史をより深く理解する一助になることもありうるけどね(以前紹介した「椿井文書」のような偽書や、イスラーム王朝で偽作された家系図とその意図を想起)。


とか考えてたら、ご祈祷が始まりましたよと。一人一人読み上げていくわけだが、すぐ目の前だったため、個人情報(笑)とか、祈願が「ギャン」に聞こえて「あの札はいいものだ~!」と妄想したり、さらには「まーまーまーまー」と謎の呪文から「かーかーかーかー」と連なり、ボーボボ症候群L5が発動してこれまた笑いを押さえるのに必死になっとりました(゜∀。)
 
 
 


 
 
ちなみに護摩が激しくなりすぎてファイエルしてしまった時用に消火器も置いてあり、それがまた『あさきゆめみし』とかで見た「火危うし!火危うし!」を連想させ(この場合意味が違うw)、ワイの忍耐力が限界を迎えたところで祈祷が終わりますた😀
 
 
護摩のそばで英気をもらって(?)、お札を受け取り終了。うーむ、この感じでトコロテン式に回し、一人が最低3000円とすると、3000×100+αで30分1セットでなかなかの収益構造だなや。仮に1日7回転なら、最低210万円か~。お祓いのランク以外にもオプションが色々あるので、まあ倍は収入があるんやないかしらん。となれば、休日だけで月に1700万程度の収入は最低見込めるため、年で言えば3億は(休日分だけで)確実ってことになるな。そりゃあ儲かるわけですわ。
 
 
あとは巫女さんたちの人件費が1日5000円くらいとして云々とか計算し、改めて巡礼ツーリズムなどの経済効果について考える機会になりましたマル(当たり前だが寺による相違は極めて大きく、地方の零細な寺院の状況は鵜飼秀徳『寺院消滅』などで記述されている)。
 
 
こう書くと資本主義の権化みたいだが、まあそもそも宗教を完全にカネと切り離して内面的信仰のみで考えようとするのは、現実を無視し過ぎではあるからね。歴史的にも実態がどうだったか知ることが大事やねんで、とだけ言っておきましょうか。
 
 
さてそれじゃあRTA終了して外に出ますかね(・∀・)

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