森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ハンノキ(カバノキ科)の花(つぼみ)

2006年11月13日 | 自然観察日記
 長いほうが雄花、丸いものが雌花。いずれも来春咲くつぼみである。中央の開いたような丸いものはこの春開花し実をこぼしたあとの残骸である。カバノキの仲間だから花としては地味で、推花は尾錠花序で典型的な風媒花である。

ハンノキ(カバノキ科)

2006年11月13日 | 自然観察日記
 福島潟に続く街路樹がハンノキであった。よく特徴を出していると感心した。ハンノキの自生する場所は湿地帯であるから、かって福島潟の周囲には沢山自生していたのであろう。しかり、今は排水設備が整っていて潟の風情は残っている部分は公園内でしかない。それも、見える限りの範囲では天然のハンノキの林らしきものはない。いくつか植栽されたと思われるハンノキの列が存在している程度だ。