クサカゲロウの卵である。マユミの葉の裏にいくつか産み付けられていた。これを「優曇華(うどんげ)の花」というのだが、その謂れの詳細はわからない。ただ、「優曇華」とはインドの伝説に出てくる三千年に一度咲くという「吉兆の花」なのだそうで、どうも昔の人がこのクサカゲロウの卵を見て優曇華だと思いこんだことかららしい。
この仲間に、ウスバカゲロウという種がある。乾いた砂地に住んでいるアリジゴクの主である。子供の頃、この名前を「薄馬鹿下郎」と教えられたのがいつまでたっても頭から消えない。もう一つ面白いことに、このウスバカゲロウはネコと同じくマタタビが大好きだそうでよだれを垂らすかどうか知らないが、夏実をすりつぶしておくと沢山集まってくるそうだ。
この仲間に、ウスバカゲロウという種がある。乾いた砂地に住んでいるアリジゴクの主である。子供の頃、この名前を「薄馬鹿下郎」と教えられたのがいつまでたっても頭から消えない。もう一つ面白いことに、このウスバカゲロウはネコと同じくマタタビが大好きだそうでよだれを垂らすかどうか知らないが、夏実をすりつぶしておくと沢山集まってくるそうだ。