森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

シュウメイギク(キンポウゲ科)

2006年11月27日 | 自然観察日記
 中国原産の古い移入植物で、別名キブネギクとも言われる。多くの家庭で植えられていて馴染み深いもの。「キク」とあるがキク科でなくキンポウゲ科の花である。もう花の時期はとうに過ぎているが、今は実がはじけ種子が飛び出しているのが観察できる。花後の丸い実がはじけて、きめの細かな綿毛を持った小さな種子がもこもことあふれてくる感じである。ふっと吹くとフアァと飛び散っていった。
 シュウメイギクの花はキンポウゲ科の性質を受け継いでいるから、花弁のように見られるものはがくで真の花弁ではない。