2000m以下の樹林帯には普通見られないものですが、山の斜面の崩壊地など荒地があると時に高山帯にある種が降りていることがあります。このミヤマコゴメグサもそんな理由でしょうか。小さなガレ場に僅かな個体群がありました。幸運ですね。労せずして高嶺の花を鑑賞できました。これも久しぶりの顔です。
アップで見るとなんとも愛らしい。上唇のピンクに下唇の黄色、可愛い女の子のイメージでしょうか。あるいは人形にこういうのがあったような・・・。かなり感覚が古典的ですね。ゴマノハグサ科の植物です。ヨーロッパではこの仲間をアイブライトと称して目の薬に利用したそうです。残念ながら日本では沢山生えている野草ではありません。