亜高山以上の沢など湿り気の多いところに見られます。なぜこんな名前が付いたのでしょうね。雲がわくようなところに生えているわけでもなく、植物の印象も雲とは結びつかないとお思うのですが・・・。フユユキノシタやダイモンジソウと同じ仲間で、いずれも湿地がお好みです。
近づいてみるとアズキ色の五弁の花。雄しべが10本に雌しべは2本という作りです。勲章のような花でなかなか凛々しい感じです。やはり、「黒雲」というイメージは重なりません。言いえて妙というのもあれば時に「なんで?」という名前の持ち主もいるものですね。