丘陵の縁にはセンニンソウが藪になっています。つる性の植物は夏から秋にかけていろいろな木々に絡まって花を見せます。藪ではあっても花をみれば綺麗な十文字の白い花。キンポウゲ科の種で花弁状のものはがくにあたります。ボタンヅルとよく間違われますが、こちらは葉に切れ込みがありません。
水田に通じる湿地のなかでは小さな花がびっしり。アゼトウガラシという水田雑草として扱われるものですが、農薬の散布でなかなか見られなくなったものの一つではないでしょうか。無農薬や減農薬などあるいは有機栽培などが見直されて次第にかつて普通に見られたものが少しずつ復活している場所も増えてきたようです。