森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

オヤマボクチ

2015年06月14日 | 自然観察日記
地元の人が「ヤマゴボウ」などともいう有用な山菜です。大きな葉が特徴的ですから見つけやすい存在。とはいっても個体数には村があって、比較的あまり里に近い場所にはないという印象です。弥彦山登山道でもかなり上に上がって、沢筋から離れて尾根に差し掛かったあたりから目につくようになってきました。

オヤマボクチの葉裏

2015年06月14日 | 自然観察日記
葉の裏が真っ白なのが特徴です。綿毛がびっしりあり、葉を乾燥して後これを取り出して「火口(ほくち)」に使ったことからの名前だそうですが、蕎麦のつなぎに利用するという話や笹団子に入れて加工するなどという食に関する話が越後では多いですね。花はアザミのような花で大きな頭状花をつけます。