モチノキ科の低木で比較的浅い山地に時々見かけていましたが、この個体は20代のころでしょうか魚沼の里山を歩いていた時に見つけて連れてきたものです。幼木でしたが、30~40年たってもせいぜい2m強。全然大きな樹にはなりませんが、少し株立ち状態になってきたでしょうか。当時、雌雄異株とは知らずに持ち帰ったものの雌雄別株と知らされてかなり落胆したものでした。しかしです。この株はしっかりと結実して秋には赤い実をつけます。発芽能力のある種子を作っているのかは分かりませんが、赤い実がけっこうたくさん実ります。しかし、木の下に実生株に気づいたことがありませんから発芽能力がない種子なのかもしれません。
風流な名前で気に入っている種なのですが、なかなか自然界では観る機会がないものです。近県では絶滅危惧種扱いになっているようで県内でも早晩指定される可能性もあるかもしれません。日本海側に生育する種です。
風流な名前で気に入っている種なのですが、なかなか自然界では観る機会がないものです。近県では絶滅危惧種扱いになっているようで県内でも早晩指定される可能性もあるかもしれません。日本海側に生育する種です。