僅かな湿り気を持った場所にはモウセンゴケも見られます。時々全体が赤く色づいていることがあってこの時もそういう個体が多く見られました。比較的ヒアたちが良い場所であることから、紫外線などから身を守る仕組みのようですね。食虫植物として有名ですが絶滅危惧種に指定されている県もあるそうで、湿り気の多い山肌などに普通に見られるという意識を変えていかなければならないようです。
葉にはたくさんの毛がありその先端に甘い香りのする粘液をだして虫を誘うのだそうです。捉えられた虫が見えます。栄養のない場所に生活するために、主に窒素源を昆虫を捕えて補給するなどという進化をした極めて特異なグループです。不思議な存在ですね。根が十分発達していないそうで、根から栄養を吸収する能力が落ちているようです。湿地で生活してきた適応形なのでしょう。