新潟県内ではあまり見かけないカラタチが柏崎の夢の森公園にありました。大陸由来のかんきつで棘が鋭いことから垣根代わりに利用されることが多いのですが、雪の多い県内では生育が難しいので利用されません。まだやっと葉が出始めたころで花もようやく咲き始めというタイミング。太平洋側では比較的古い屋敷にはしばしば見てきたものですがちょっと懐かしさを覚えました。
柑橘系の花は実生から育てると極めて遅いものとされ、「桃栗三年、柿八年。馬鹿の柚めは十八年」という話を耳にしたことがあります。ちなみに、私は学生のころ長崎の先輩が土産に持ってきたブンタンに驚きその種子を発芽させいまだに鉢で育てています。かれこれ40年近くになると思いますが、手入れが悪いのでしょう未だに花を見ることはありません。いくつか転居した時も一緒に連れまわしたもので、妻との付き合いよりも長い付き合いなのですが・・。地に下して育ててあげれば開花する頃とは思いますが、あいにく我が家はそういう環境にはない土地柄なのです。