森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ノギラン

2017年08月10日 | 自然観察日記
ノギランは里山にも自生していますが、高山のノギランはかなり雰囲気が違います。花穂がほっそりしていることと花の色彩がやや赤みを帯びるように思います。低地のものと特に区別はしていないようですので一つの変異として理解していますが、うっかりするとネバリノギランに間違えてしまうほどです。花軸を触ってみれば粘らないのでネバリノギランとは異なることはすぐに分かりますが。

ノギランの花穂

2017年08月10日 | 自然観察日記
花穂には花が沢山ついてはいますが、里山の個体に比べればかなり少なめ。ほっそりした感じです。まだ開花していませんが、里山の淡緑色の花に比べて褐色がかっています。

比較の意味で里山のノギランを載せます

2017年08月10日 | 自然観察日記
この株は里山フィールドミュージアム内に自生していたものです。花穂は大きいものでは30cmを超えます。淡緑色の花はびっしりと花軸についていますから一つ一つの花がはっきり時期別できません。