芳ヶ平湿原への拠点になる草津白根レストハウスへ向かう途中の志賀高原の道路わきに群生していたテガタチドリです。群生というより道路沿いに点々と生育していて花が咲いている状態でまるで植栽したかのような場所がありました。今まで観てきたテガタチドリの生育環境とはかなり異質で、車を止めて観察。開花株はどれも生育状態が良く花数も多くしっかりしています。道路脇ですからやや荒地的な土壌環境でブタナなど外来種も見られる場所。テガタチドリのしたたかさと適応力の強さを感じたものです。
他の草の生い茂る草地に混在している場面を多く見ているので、砂利の地面のやや荒地的な場所は新鮮な感じ。根が太く四方八方に広がるので「手形」という名が付いたとされますが、根が十分伸びることができるのか少し気になります。