芳ヶ平湿原で見られたスゲ ①ミタケスゲ

高層湿原によく見られる種と興味を持ったスゲを並べて取り上げます。
最初にミタケスゲ。イガイガの穂が特徴的で高山の湿地にはごく普通に出てくる種ですから覚えやすいもの。

芳ヶ平湿原で見られたスゲ② カサスゲ

カサスゲは低地にも見られます。この種はオオカサスゲでしょうか。

芳ヶ平湿原で見られたスゲ③ ハクサンスゲ

その場ではわからないスゲでしたから、持ち帰って調べた結果がハクサンスゲです。世界の高山や寒冷地にかなり広く分布する種だそうで、それほど珍しいものではないようです。加賀の白山で最初に知られたのでしょう。

エゾホソイ

スゲではありませんが、目についたイグサを載せました。エゾホソイという寒地に生育するイグサです。

スゲやイが生育する湿原の池

芳ヶ平湿原はかなり広大な面積がありますが、遊歩道はごく限られた場所に作られています。それでも、あちこちに池（池塘　ちとう）があり景観にアクセントを施しています。その地等の周辺にはまだ陸化が進んでいない湿地やごく浅い池なども見られ、微妙な環境の違いで生育する種が異なりますから、前出のスゲやイなどを見るのに格好の場所になっています。