少々驚いたのがこのニワゼキショウです。芳ヶ平湿原への起点、白根山のレストハウス脇の草地に生育していました。北米からの帰化種です。ブタナが至る所に見られるのですから、仕方ないといえばそれまでですが「おまえもか!」という気分。
花は可愛いので見つけた人は大喜び。高山植物に出会ったと錯覚されてしまいます。綺麗であればいいというわけにはいかない思う私ですから、いっそ抜き取ってしまおうかとも思いましたが、人も多くこの株をとってもほかに多数あるだろうと思うとむなしい行為に思えて見守るだけ。大暴れしない種のようでもありますから様子を見ることにしましょう。アヤメ科の1年生の草本。
ニワゼキショウについてあまり知識がありませんから調べてみるとなかなか大変な種のようです。分類一つとっても専門家の意見が分かれてしっかりとしたものがないようです。ここにあった個体は青みが強い個体で下からオオニワゼキショウという名前が付くのかもしれません。いずれにせよ外来種で北米が起源のようです。