ヤマグルマがありました。新潟の県内の山地にも見られる常緑の高木です。タイミングが合わず花を見れなかったりあってもなかなか目の高さで花を見ることができない種です。ところが、今回目の高さで花を見ることができました。そういう意味で特筆すべき出来事でした。
花弁やがくがない花。めしべとおしべがみられます。一般的なおしべやめしべに似ていませんから不思議な形状です。ヤマグルマ科ヤマグルマ属の1科1属1種の植物というのも頷けます。全体で2cmくらいの大きさです。大きな発見と言いますか出会いでした。
葉の並びが車状であるところから名前が付けられています。ヤマグルマは高木の常緑樹。かなり低温帯にも生育しています。シャクナゲなどの低木なら雪の下で保温されて生きるというイメージが持てますが高木のヤマグルマはそうはいきません。しかし、冬の葉の状態を見ると水分を減らして半分萎れているような雰囲気です。低温に耐えているのです。