森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ゴマギ

2019年02月20日 | 自然観察日記
主に関東以南に分布するレンプクソウ科の落葉高木。新潟県内にもわずかに自生が見られるます。林の縁に見られ光を欲しがる性質を意識してか適所に展示されていました。

ゴマギのつぼみ

2019年02月20日 | 自然観察日記
花の時期には少し早いようで大きく広がったつぼみの状態です。花序はやや円錐形の散房花序と言われる形式です。装飾花をもたない両性花のみの種です。

ゴマギの葉

2019年02月20日 | 自然観察日記
葉はそれほど熱くはありませんが特徴的な光沢をもちます。葉をもんで嗅ぐとゴマの匂いがあることから名付けられました。日本海側に分布する種はマルバゴマギという変種とする考えがあります。多雪地型の種と考えられています。新潟県内の分布はまとめられた資料が手元にありません。個人的な経験的でいうと低山の林の縁などにまれにみられます。

ガマズミ

2019年02月20日 | 自然観察日記
ガマズミの大木がありました。大木と言っても5m以内のものですがこの種では大きな個体でしょう。ゴマギと同じレンプクソウ科の亜高木です。こちらはゴマギと異なり花盛りです。

ガマズミの葉

2019年02月20日 | 自然観察日記
ガマズミの葉には両面細かな毛がありゴマギなどのような光沢はありません。ガマズミは全国の低山帯に普通に生育する種だそうです。県内にも普通に見られます。