オヘビイチゴは田畑の畔などに見られるといわれているのに私はこの時が初めての出会いなのです。今までは図鑑や写真でしか見たことのない種です。内心ちょっとした興奮を覚えたのですが残念ながら花にはまだ早いタイミングでそれを記録することができませんでした。
バラ科キジムシロ属の多年草です。花はヘビイチゴやミツバツチグリなどと同じような花。集散花序を作り黄色い花を咲かせます。果実は液果ではなく乾果です。
オヘビイチゴは普通５裂する掌状複葉です。この写真のように６裂するものもあるのですね。新潟県内にも自生するようですが、あまり平野部の植物観察をしていないせいか出会っていません。調べてみると新潟市近郊の平野部などや上越などでわずかに採集されているようです。採集箇所を見てみると新潟県内では個体数が少ないような気がします。雑草という感覚の種ではないようです。県内では結構貴重種です。