ジャコウソウ

麝香のにおいはしないのにジャコウソウという名前が付けられています。里山などにも湿った場所を好んで生育していますが三国峠までの樹林帯に生育していました。

ジャコウソウの花

ジャコウソウはシソ科の多年草。県内の分布は全県的で垂直分布も低山から三国山など高山までと幅広く生育していいる種です。といっても個体数は多くなくむしろ珍しい種の印象さえあります。全県的に広く薄く分布する種というところ。

ジャコウソウの葉

ジャコウソウの葉は基部がやや広くなり茎に繋がります。

ジャコウソウの若い果実

花が終わると花冠はそのまま落下して基部（子房）がわずかに確認できます。ゆっくりと肥大成長し２ｍｍほどの種子（果実）になります。