森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

タムラソウ

2019年10月25日 | 自然観察日記
タムラソウが遅い花を咲かせていました。隣県の群馬の玉原湿原での大きな群落を見た思い出が強いせいか湿地を好む種という印象を持っています。三国山の斜面でも自生しているのですが付近にはニッコウキスゲも咲く草原もありますから
かなり水分条件の豊かな斜面なのでしょう。実は県内でタムラソウを確認したことが少なく自生環境をあまりよく知りません。図説などでは草原性の種のような記載がありますから適応環境はかなり広いのでしょう。


タムラソウの頭花

2019年10月25日 | 自然観察日記
アザミによく似ていますが別属のタムラソウ属に分類されます。花は管状花の集まりのようです。「玉群草」(丸い花が群れて咲く様子)が名前の起源という説があります。