7月の赤城自然園に行きました。多くの種が自然に近い状態で植栽展示されているのが気に入って何度か訪れている場所ですが7月は初めてです。梅雨が明ける直前で雨の予報もありあまり長居はできない日でした。来園者もパラパラという状態。
高原を模したエリアにヤナギランが開花したばかりでちょっとした景観を作っていました。日本では本州中部以北の亜高山に見られますが世界的にもかなり広い範囲の寒冷地に見られるようです。パイオニア的な性質を持つ種でスキー場など開発したような場所に自然に大きな群落ができています。しかし、土壌が安定し他の植物が生育してくるといつの間にか消えてしまう存在です。攪乱された場所に適応したアカバナ科の多年草です。葉がヤナギの葉に似ていることと花があでやかなのでランにあやかった名前になっています。